誕生日に半額コロッケを食べながら気づいた、妻への「蛙化現象」の話

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少し、私たち夫婦の話をします

こんにちは、セージです。

いつもはAIやガジェットの話をメインにお届けしているこのブログですが、今日は少し趣向を変えて、とても個人的な話をさせていただこうと思います。

「Tech Gear Labo」では「0→1は人間、1→100はAI」をモットーに、忙しい医療従事者や子育て世代の皆さんに”時間と心の余白”を作るためのツールやワークフローをご紹介してきました。でも今日は、その「心の余白」がなくなってしまった時の話です。

私たち夫婦は、いわゆる「幼馴染婚」です。周囲からは「幼馴染で結婚なんてすごいね」とよく言われ、最近まで私自身も妻とはいい関係だと思っていました。

でも、ある出来事をきっかけに、私の中で何かがプツリと切れてしまいました。それは怒りや不満ではなく、もっと静かで決定的な「無関心」でした。

長女の入学式で起きた「価値観のズレ」

今年、長女がめでたく特別支援学校に入学することが決まりました。正直、とても嬉しかった。不安もありましたが、それ以上に「よかった、ここから新しいステージだ」という気持ちで、入学式をとても楽しみにしていました。

ところが、当日の朝。学校に提出するはずの書類を、妻が当日まで忘れていたことが発覚したんです。

急いで役所に走り、書類を取って入学式会場に向かいましたが、間に合いませんでした。

その時の気持ちは、怒りというよりも、どこか虚しいような、ぽっかり穴が開いたような感覚でした。

金銭的な厳しさの中で聞こえた「ライブに行きたい」

入学準備にはお金がかかります。家計はかなり厳しく、恥ずかしながらこの年になって親から借金をしてやりくりをしている状況でした。

そんなタイミングで、妻から出た一言。

「EXILEのライブに行きたい。」

本当にお金がない現実を共有できていない孤独感。自分だけが「節約担当」「家計管理担当」になっているようなむなしさ。そんな感情が、胸の奥でくすぶり始めました。

誕生日の夜、半額コロッケを食べながら

そして決定的だったのは、私の誕生日でした。

その日も仕事で忙しく、帰宅後は子供たちに夕飯を食べさせなければいけない。時間もない、お金もない。スーパーで半額シールが貼られたお惣菜を手に取りました。本当は食べたくなかったコロッケ。でも、それが一番安かった。

家に帰って、子供たちに食べさせながら、自分も半額コロッケを口に運んで——ふと、思ったんです。

「誕生日に、俺って何してるんだろう。」

その瞬間から、何かが変わりました。

怒りでも、不満でもありませんでした。そういった感情を全部すっ飛ばして、もっと静かで、もっと根深いものが心の中に生まれていました。

妻に対して、全くと言っていいほど興味がなくなってしまったんです。

「無関心」は心の防御反応だった?

後から振り返ると、この「無関心」は心理学でいう防御反応だったのかもしれません。

本来、まだエネルギーが残っているうちは、人は怒ったり、文句を言ったりできます。「なんで忘れるんだよ!」「今そのライブの話する!?」と。こういう感情が出てくるうちは、まだ「相手に期待している」「変わってほしいと思っている」状態です。

でも、それすらも出てこなくなって、「興味がない」「どうでもいい」に近い感覚になったとき。それは、これ以上期待して傷つきたくないから、感情のスイッチを切ろうとしている状態なのかもしれません。

もし子供がいなければ、私は家に帰ることもしなくなるかもしれない——そう思うほどの感覚でした。

「心の余白」を失った時に見えてくるもの

このブログでいつも「時間と心の余白を作る」ことの大切さをお話ししていますが、その余白が完全になくなった時、人はどうなるのか。身をもって体験しました。

救急の現場で命と向き合い、帰宅すれば3児の父として奮闘する毎日。そんな極限状態の中で、さらに夫婦関係のストレスまで抱え込んでは、私自身が倒れてしまいます。

だからこそ今、私はAIやガジェットの力を借りて「自分だけの時間や空間」を作ることに、より一層こだわっています。美しいデスクに向かい、お気に入りのキーボードを叩く時間。それが今の私にとって、自分を取り戻すための大切な「避難所」なのです。

転換期だからこそ、できること

今、私は無理に妻との関係を修復しようとはしていません。こんなことが長年続き、夫婦としての転換期になっているのかもしれません。

でも、「転換期」という言葉を使いたいのは、これが「終わり」ではなく、新しい関係性を模索する始まりだと思いたいからです。

今できることは、まず自分の心のケアを最優先することです。

  • ちゃんと寝る、ちゃんと食べる(半額コロッケでもいいけど、自分の好きなものを1つ混ぜてあげる)
  • 仕事と家庭以外の時間に、10〜15分でも「自分だけの時間」を作る
  • 出来事と感情を整理する時間を持つ

そして、必要であれば第三者の力を借りることも大切だと思っています。

最後に

こんな話を、ブログに書くのは少し迷いました。

でも、同じように「なんとなく夫婦関係がうまくいっていない気がする」「気づいたら相手への気持ちが冷めていた」と感じている方が、きっとどこかにいると思って書きました。

特に、子育てや仕事で余裕をなくしている世代——医療従事者でも、会社員でも、どんな立場の人でも——自分の感情に気づく時間を持つことは、決して贅沢じゃないと思います。

誕生日の半額コロッケは、美味しくなかった。でも、あの夜に気づいたことは、きっと意味があったんだと——そう思いながら、今日もこのブログを書いています。

もし、あなたも家族のために自分を犠牲にしすぎて、心が空っぽになりそうだと感じているなら。まずは、自分だけのための時間や空間、お気に入りの道具を見つけてみてください。

夫婦の関係性は変わっていくかもしれません。でも、自分自身の人生のハンドルは、しっかりと握り続けていきましょう。


いつもと違う話を読んでくださって、ありがとうございました。次回はまたガジェットやAIの話に戻りますが、たまにはこういう「人間の0→1」の話も、Tech Gear Laboらしいかなと思っています。同じように悩みながら戦っているあなたを、私は心から応援しています。

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